エールベベ クルット4i/4sの口コミと評価・レビュー
クルット4シリーズは2016年3月に発売になったばかりのエールベベのトップモデル。
新生児から利用可能なチャイルドシートです。
利便性の高い座面回転式を採用し、細かな配慮が随所にみられる最先端機能を有したチャイルドシート界の中心的機種です。
このページでは大人気 エールベベ クルット4シリーズの選び方から注目すべき機能の解説、そしてユーザーさんの生の声をご紹介していきます。
取り付け・固定方式から選ぶ
クルット4には大きく分けて2つのタイプがあります。
まずは自動車に設置する際の取り付け方法の違いによるタイプ選定(isofixタイプとシートベルト固定タイプ)が必要となります。
シートベルト固定タイプは従来からあるチャイルドシート固定のスタンダードな方法。
isofix(アイソフックス)とは最近の車に標準装備されているiso規格の取り付け方法。
近年、アイソフィックスが急激に普及しはじめ、誰でも簡単でしかも確実に設置できることから特に注目を集めています。
あなたの自動車はisofix対応車ですか?
それでしたら、アイソフィックスタイプをお選びください。取り付けのミスがほとんどなく、安全性の高い固定方法はびっくりするぐらい簡単に取り付けられます。
isofix取り付けの最上級モデル ⇒ クルット4i グランス の詳細と価格
シートベルト固定式の最上級モデル ⇒ クルット4s グランス の詳細と価格
isofixスタンダードモデル ⇒ クルット4i プレミアム の詳細と価格
シートベルト固定スタンダードモデル ⇒ クルット4s プレミアム の詳細と価格
クルット4i ⇒ isofix(アイソフックス)モデル
クルット4s ⇒ シートベルト固定モデル
アイソフィックスとシートベルト固定タイプはどちらが売れているの?
2016年5月現在ではアイソフィックスタイプ4割、シートベルト固定タイプ6割 の比率で売れているようです。これはエールベベ・クルットシリーズに限らず、チャイルドシート全般的に見ても同じ。
このデータは大手量販店やネット販売業者さんからの情報を元にしたものですが、地域差やわずかな時期の違いで変動する可能性もあります。アイソフィックス対応の車が増えてくればこの比率も徐々に変化してくるでしょう。
ではクルット4シリーズの購入者さんはどのような基準で「アイソフィックスタイプ」と「シートベルト固定タイプ」を選定しているのでしょうか。
両タイプの価格差は同一グレードで見ると5千円あります。チャイルドシートの高価格帯上級モデルに相当するクルット4の購入者は「安いからシートベルトタイプに!(4s)」という方はほとんどいません。
isofixに対応している自動車をお持ちの方はisofixモデルに、アイソフィックスマウントのない自動車にお乗りの方はシートベルト固定タイプにという傾向が強いようです。
5千円の価格差はありますが、アイソフィックス対応の自動車にお乗りであれば安全・簡単・安心なisifixタイプ(クルット4i)のご利用をお勧めいたします。
isofix取り付けの最上級モデル ⇒ クルット4i グランス の詳細と価格
シートベルト固定式の最上級モデル ⇒ クルット4s グランス の詳細と価格
isofixスタンダードモデル ⇒ クルット4i プレミアム の詳細と価格
シートベルト固定スタンダードモデル ⇒ クルット4s プレミアム の詳細と価格
2グレード グランス・プレミアムの違い
クルット4iはアイソフィックス(isofix)取り付けタイプ、クルット4sはシートベルト固定タイプであることは前出内容にてご理解いただけたかと思います。
取り付け方法の異なる2タイプにはそれぞれに2つのグレードが存在します。
最上位モデルの グランス と、ベーシックモデルの プレミアム の2グレード構成。
グランス=上、プレミアム=下 というのはグレード構成上間違いありませんが、どちらもかなりの豪華装備なので大差で優劣をつけるようなレベルではありません。
違いは上表のとおりですが簡単に列記します。
1.幌(サンシェード)の大きさの違い
2.新生児期に利用するクッション(フルサポートクッション)の大きさの違い
3.フルサポートクッションの頭部に低反発素材をしているか否か
4.ベースクッションの構造の違い(1層、2層)
グランスとプレミアムの価格差は4i、4sともに約5千円ぐらい。前途の仕様の違いを5千円で高い見るか安いと考えるかは人それぞれだと思います。
どうせなら最上級グレードにしたいと思う方が多いようで、どちらかというとグランスのほうが売れているようです。
プレミアムをご検討の方にちょっと後押しともいえる一言を付け加えさせていただきます。
上記4項目のうち、1~3までは新生児期のみ利用する機能。1歳を過ぎるとほぼ利用しなくなります。それならば豪華仕様でなくてもよい気がしますが・・・いかがでしょうか。5千円安くなります。。
クルット4の優れた機能性
クルット4シリーズは超人気エールベベのトップモデルにふさわしい、さまざまな機能が盛りだくさん。
特に注目したい機能を抜粋してお届けいたします。
サイレントターン
クルットシリーズの最大の長所は名前のとおり、クルッと回転するシート座面の採用。
片手でレバーをそっと操作するだけで女性でも簡単に回転できる機能性は長年回転式で実績のあるエールベベ製ならでは。
レバーの位置と形状もよく考えられており、力を使わずに回転できる工夫が見られます。
ワイドサンシェード
エールベベはクルットシリーズで早い段階からチャイルドシートにサンシェードを積極的に取り入れてきたブランド。
新型のクルット4では大型になったサンシェードに注目が集まっております。
最上位モデルの「グランス」ではシート全体をすっぽりと覆う超大型サンシェードLLを装備。
これなら紫外線や空調の風などからしっかりも守ってくれます。
らくらくウォッシャブルカバー
最近のチャイルドシートはどのモデルもシートカバー部分を洗濯機で丸洗いできることがトレンドになっています。
チャイルドシートは汚れやすいものなので簡単に洗濯できるのはとてもありがたいことです。
クルット4のシートカバーは他社製品と比べても取り外しが簡単。スルッと外せ、取り付けも簡単。
折角ですのでシートカバーは積極的にお洗濯してください。
フルサポートクッション
クルットシリーズは新生児期の赤ちゃんをしっかりとサポートしてくれるクッション類が充実していることでも定評があります。
クルット4では最新式の大型クッションを搭載。上位モデルの「グランス」はさらにビッグなLLサイズを採用しており、見るからに安心感があります。
さらっとエアホール
チャイルドシートは赤ちゃんをしっかりと守るように作られているため、どうしても熱が発散できない構造になってしまいます。
通気性を考慮に入れたモデルはいくつかありましたが、効果の真偽はわかりません。
クルット4は背面のほぼ全体にエアホールを搭載しているため、通気性・温度調整についてはかなり期待できます。
ワンタッチベルト
ワンタッチでベルトの位置が変更できる便利な機能。
8段階の調整が可能で新生児期から4際ぐらいまで柔軟に対応します。
エールベベ クルット4の比較ライバル機種
新生児期から3~4歳まで使えること、座面回転式であること、isofixとシートベルト固定の両タイプがあること、価格帯が類似していることなどの項目が合致したエールベベ クルットの競合機種をピックアップしてみました。
コンビ ネルームシリーズ
ネルームは誰もがご存じの育児関連メーカー、コンビ社製チャイルドシートのトップモデル。
エールベベ クルット4シリーズと同様、アイソフィックスタイプとシートベルト固定タイプの2本立て。各タイプごとに3グレードずつあり、多彩なバリエーションが目を引きます。
ビジュアルは可愛いたまごのよう。座面部分は小ぶりに見えますが、お子様の成長に合わせて背もたれが可変することにより柔軟に対応します。
isofixタイプはチャイルドシートアセスメントにおいて高評価を得ており、安全性の高いモデルとして認知されています。
売れ筋はアイソフィックス、ベルト固定ともに中間グレードの2機種。
洗練された外観と機能性が見事に融合したモデルです。
isifix仕様の売れ筋モデル ⇒ コンビ ネルーム ISOFIX エッグショック NF 700
シートベルト固定の売れ筋モデル ⇒ コンビ ネルーム エッグショック NF 550
アップリカ クルリラ
画像 : アップリカ クルリラ
クルリラはアップリカのトップモデル。
回転式チャイルドシートでアイソフィックスとシートベルト固定の両方使えるのはこのクルリラのみ。
クルリラのこだわりは赤ちゃんのリラックスを追求したチャイルドシート。自然な姿勢で乗れ、首やおなかへの負担を考慮した回転式のイス型タイプです。
前向き・後ろ向きともに7段階もの細かな調整ができるのはクルリラだけ。
おやすみモード、くつろぎモードなどわかりやすいレバーがついており、理想の姿勢にパッと調整できます。
アップリカ 回転式チャイルドシート クルリラ (amazon)
エールベベ クルット4シリーズの人気度は?
エールベベ クルット4シリーズは競合する同カテゴリー2機種(コンビ ネルーム、アップリカ クルリラ)と比較すると、僅差ながら現時点(2016年5月)では一番売れているようです。
複数の大手量販店やネット販売店に聞いても同じような答えが返ってきました。
理由は2つほど考えられます。
一つ目は、3機種の中で一番新しいモデルであること。クルット4シリーズは2016年3月に発売になったばかり。
ベビー用品全般にいえることですが、特にチャイルドシートは「新しいモデルが売れる」傾向にあります。やっぱり「新型」は魅力的ですし、店頭では一番目立つ場所に配置されているのも一つの要因かもしれません。
二つ目は、トータル的な完成度の高さ。
クルット4はエールベベの最新モデルではありながら、実質、旧モデルの「クルット3シリーズ」のバージョンアップ版といってもよいでしょう。
シートや補助クッションなどは安全性や乗り心地、そして豪華さのアップなど随所に変更点は見られますが、筐体はほぼ同じものを流用しています。
前モデルの「クルット3」シリーズはisofixを搭載した豪華で完成度の高いモデルとしてとても評価の高いチャイルドシートでした。継続してそのまま販売しても問題はなさそうですが、大型ベビー用品は新型を投入することで新しさを持続していく傾向にあります。
「旧モデルと変わらないのかぁ・・・」と悲観的に考える必要はありません。
チャイルドシートは赤ちゃんの安全が第一。実績のあるクルット3シリーズのスピリットを受け継いでさらに品質が向上したモデルであればむしろ安心して利用できるということです。
クルット4シリーズは完成度の高い熟成期に入ったエールベベのトップモデルといっても過言ではありません。
アイソフィックスの最上級モデル ⇒ クルット4i グランス の詳細と価格
シートベルト固定式の最上級モデル ⇒ クルット4s グランス の詳細と価格
isofixスタンダードモデル ⇒ クルット4i プレミアム の詳細と価格
シートベルト固定スタンダードモデル ⇒ クルット4s プレミアム の詳細と価格
クルット4の口コミと評価
実際に利用しているリアルユーザーさんの率直な意見とネット上にある情報を元に、特に多い意見を抜粋してみました。
使い込んでいるユーザーさんの意見なのでかなり参考になるかと思います。
内容を見ていくとおおむね好評のようで、否定的な意見はあまり見受けられません。
それでもあえてマイナスとも思える意見も抜粋して掲載していきます。
肯定的な意見
名前のとおり、クルッと回転
クルットシリーズはチャイルドシートの中でも最高級&最高額に入る部類。ゆえに機種選定は慎重に行っている方が多いようです。
豪華な外観に目が行きがちなチャイルドシートですが、実際に購入者が第一に考えているのは操作性について。
特に座面の回転機能については実店舗にてご自身の使用環境をシュミレーションをしながら各自の感性にあった製品を徹底的に比較検討し、選定しているようです。
現行モデルの回転式チャイルドシートはどのブランドの製品も操作性に優れ、違和感を感じることはまずありません。
しかしながら各個人でフィーリングに合う合わないは出てきます。
「回転機能は他社製品に比べて率直に使いやすいと思いました」
「名前の通り簡単にクルッと回転する操作性はとてもスムーズ」
「左手で子供をだっこしていても右手で回転レバーを軽く握るだけでスルッと操作できるのはとても便利」
「いろいろ試した中でクルット4が一番しっくりときました」
最上級チャイルドシートの中核部分ともいえる座面の回転操作方法に対し、高い評価が目立つのがクルット4シリーズの特徴です。
後ろ向き時の絶妙な角度がグッド!
競合他社製品に比べてフラットで絶妙な角度のため、無理のない姿勢で乗ることができるとの意見がいくつかありました。実機を目の前にしてみても他社製品との角度の違いは非常にわかりずらいものです。
一部のベビー用品量販店ではクルット4の説明をする際、必ずこのことを言われます。
私自身は明確な違いを見ることはできませんが、複数に方がおしゃられているので間違いはないでしょう。
サポートレッグの安定性
チャイルドシートを座席に固定する際、とても重要な部位なのがサポートレッグ。
取り付け方法(isofix,シートベルト固定方法)に目が行きがちですが、それにプラスしてサポートレッグがしっかりと機能しなければ、チャイルドシートは非常に危険です。
クルット4のサポートレッグは大型で安心感のある形状。極太の2本フレームを採用し、床に設置する面積は他社製品よりも広く、万が一の時にはしっかりと機能してくれるであろう信頼感があります。
このサポートレッグの形状に言及している方が非常に多いようです。
「2本構造で安心できる。」
「安定感がある。」
クルット4のサポートレッグを見た後、他社製品に目を移すと確かに貧弱に見えてしまうかもしれません。
否定的な意見
クッションが他社製品に比べて若干固め
クルット4はクッション部分が少し硬めでは?という指摘がありました。
この意見を見て、私もベビー用品量販店でいくつか触ってみましたが・・・あまり違いはわかりませんでした。
個人の感じ方により差はあるかもしれません。
気になるようでしたら実際にお店で触れてみてください。
操作手順が複雑
操作手順は少し難解!?という意見がありました。
多機能・高機能がゆえに仕方のないことですが、説明書を見ながら数回動作をすれば覚えてしまうほどでそれほど難しいとは言えません。
他社競合製品も同じような仕様になっており、エールベベ製品だけが特別というわけではありませんのでご安心ください。
まとめ
クルット4が高い支持を集めている理由は前途でご紹介したようなさまざまな先進装備の数々が組み込まれていることが挙げられますが、一言でいえば「トータルバランスのとれたチャイルドシート」であることが最大の理由ではないかと思っております。
現在考えられる機能はすべて網羅し、しっかりと簡単に動作すること。当たり前のようですがこの当たり前こそが赤ちゃんの安全を守る道具として一番大切な部分ではないでしょうか。
クルットシリーズは長年にわたって進化を続け、最新モデルのクルット4に至るまで実績を積み重ねてきた一大ブランド。
安心して利用できるチャイルドシートにはどれも歴史があります。
価格的には決して安い部類のチャイルドシートではありませんが、誰しも納得できるクオリティで買って後悔のないモデルであることは間違いありません。
isofix取り付けの最上級モデル ⇒ クルット4i グランス の詳細と価格
シートベルト固定式の最上級モデル ⇒ クルット4s グランス の詳細と価格
isofixスタンダードモデル ⇒ クルット4i プレミアム の詳細と価格
シートベルト固定スタンダードモデル ⇒ クルット4s プレミアム の詳細と価格
スポンサーリンク