チャイルドシートの新安全基準i-Size(アイサイズ)R129とは

2019-03-19

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チャイルドシート選定においてさまざまなワードが登場して困惑されている方も多いはず。

最近、特に目にするようになったワードに i-Size(アイサイズ)R129 があります。チャイルドシートの新安全基準だということはなんとなく理解しているが、自分にとって実際に必要なのか?どんなメリットがあるのか?とお悩みの方もいらっしゃいます。

そこで i-Size(アイサイズ)R129 とは一体何なのかを解説していきます。

2018年5月現在、まだまだ流通量が多くなく、価格もそれなりにする i-Size(アイサイズ)R129規格 のチャイルドシートですが、これを読んだら必要とお感じになるかもしれません。

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R129i-Size(アイサイズ)に対応した人気チャイルドシートをピックアップ(2018年11月版)

 

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i-Size(アイサイズ)R129とは

チャイルドシートは安全基準をクリアした製品でなければ販売ができません。

日本で流通しているチャイルドシートは国連欧州経済委員会(United Nations Economic Commission for Europe)が決めたECE R44/04という安全基準を2012年7月より導入し、ほぼすべてのモデルが準拠しています。

ヨーロッパはチャイルドシートの先進地域。今では世界中の多くの国々で採用されており、国際的な安全基準になっていることから、日本でも採用しているというわけです。

このECE R44/04という欧州の基準をさらに強化した次世代の安全基準がi-Size(アイサイズ)R129なのです。 

2018年5月現在、日本で販売されているチャイルドシートの多くはECE R44/04基準ですがi-Size(アイサイズ)R129がメインになる日もそう遠くはないかもしれません。

新基準i-Sizeと旧基準ECE R44/04の主な違い

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側面衝突試験が基準化

最大の違いは安全性の向上にあります。

旧基準ECE R44/04では正面衝撃試験と後部衝撃試験のみでしたが、i-Sizeでは従来の前方後方からの衝突試験に加え、新たに側面からの衝突試験も設けられました。さらに衝突時の評価に、頭部の項目が加わり、お子さまの頭部・頚部の安全性を高めています。

これによりチャイルドシート本体の耐久性が高まり、安全性がより向上します。

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旧基準ECE R44/04 側面衝突のみに対応

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i-Size(アイサイズ)R129 側面衝突試験が基準化

チャイルドシート本体の固定方法

チャイルドシートを自動車に固定する方法は2つ。昔からある車のシートベルトを利用して取り付ける方法。もう一つはisofoxです。

従来のR44 / 04準拠チャイルドシートはシートベルト取付とisofix取り付けの2つの仕様がありますが、 i‐Sizeの場合、isofix取り付けのみとなります。

isofixは安全性は格段に向上していますが、取付車種に制限がありますので要注意です。

isofixとは

isofixとは、自動車の後部座席の隙間に内蔵された金属製のバーコネクターを使用してチャイルドシートに接続する取付システムです。チャイルドシートから飛び出た金属バーコネクターを自動車側にある金具にカチッと押し込むだけで取り付けは完了します。

誰でも簡単・確実に装着できる安全性の高い取付方法なのです。

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⇒ アップリカ クルリラ プラス 

15ヶ月までの後ろ向き使用の義務化

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画像:レカロ ゼロワンセレクトR129

乳児期は衝突時の衝撃を緩和するためチャイルドシートは進行方向に向かって後ろ向きに設置することになっています。

従来のECE R44/04基準では、約9か月(10kg)頃までとなっていましたが、新基準のi-Sizeでは生後15か月までに義務化されています。

新生児期から乳児期はまだ骨格がしっかりと出来上がっていないことから正面衝突に直面した場合、前向き乗車のベルトだけでは体や頭を支え切ることは困難です。後ろ向きに設置することでチャイルドシート全体で衝撃を受け止め、負荷を分散します。月齢が伸びたことでよりさらに安全性が高まりました。

体重基準から身長基準に

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チャイルドシートの選び方は従来、お子様の体重が基準となっていました。しかしながら体重のみを基準に置いた場合、お子様ごとの発育状況によって身長は異なってしまうため、正確な選定が困難な場合がありました。

i-Sizeでは適切なチャイルドシートを選ぶ基準をお子様の身長だけに単純化することにより、明確なチャイルドシートの乗り換え時期を把握することが可能となりました。

i-Sizeとisofixの違い

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ここまでご覧いただければ i-Size(アイサイズ)R129 とは何なのかをご理解いただけたかと思いますが、i-Sizeとisofixを混同されている方も多いようなのであえてご説明いたします。

i-Sizeはチャイルドシートの安全基準のこと。isofixはチャイルドシートの取付方法のことです。新安全基準i-Sizeに準拠していない現行基準ECE R44/04のモデルにもisofixモデルは存在します。(もちろんシートベルト取付タイプもあります)

逆にi-Sizeisofix取り付け仕様しかありません。

現行のECE R44/04基準適合のチャイルドシートの今後は!?

i-Size(アイサイズ)R129の普及に伴い、現行のECE/R44基準適合モデルは徐々にフェードアウトしていくのは自然の流れだと思います。

ただし、どこかを境に急に使えなくなるということは非常に考えにくいです。その理由は、2012年7月以降に発売された全車種にisofixコネクタが装備されているものの、それ以前の車にはついておらず、古い車には物理的にi-Size(isofix取り付け)準拠のチャイルドシートがつけられないからです。現在のチャイルドシート市場ではisofixモデルが主流となりつつありますが、シートベルト固定式が完全に無くならないのはそのような理由がひとつ考えられます。

より高い安全性を求めるのであればi-Sizeは魅力的ですが、そのためにわざわざ車を買い替えるのもいかがなものかと思います。現行のECE/R44基準チャイルドシートを利用していても法律に引っかかることはありませんのでご安心を。

新基準i-Size(アイサイズ)R129利用の注意点

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チャイルドシート全般に言えることですが、どの車にも装着可能というわけではありません。isofix取り付けのi-Size準拠チャイルドシートならなおさらです。

お求めになる際は必ずチャイルドシートメーカーの車種適合表をご覧ください。大手ベビー用品量販店であればどの店舗も直接ご自身の車へのフィッティングも受け付けてくれますので心配であればそちらをお勧めいたします。

i-Size(アイサイズ)R129基準モデル利用に向いている方

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・とにかく一番安全なチャイルドシートを使いたい方

・安全性だけでなく利便性も求めたい方(ほぼフル装備のモデルが多いです)

・チャイルドシートは取り付けが面倒と考えている方(isofixは誰でも簡単・確実に取付可能)

・中大型の車に乗っている方(回転式タイプはどれも大柄のため、後部座席の占有率が大きいです)

・あまり予算にこだわらない方(そこそこの値段はします)

i-Size(アイサイズ)R129基準の主なチャイルドシート一覧

2018年5月現在、日本国内で販売されているi-Size(アイサイズ)R129準拠のチャイルドシートはまだまだ選べるほどの数はありません。

i-Size準拠の中から日本で一番需要のある新生児期から利用可能な回転式チャイルドシート(isofix対応)をピックアップしてみました。

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R129i-Size(アイサイズ)に対応した人気チャイルドシートをピックアップ(2018年11月版)

アップリカ クルリラプラス

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日本市場のチャイルドシート界ではトップクラスのシェアを持つアップリカのトップモデル。

どっしりとした外観、そして肉厚のあるクッションが安心感を与えます。

衝撃力を約70%カットする吸収素材「マシュマロGキャッチ」、通気性に優れ、体圧分散するシート、「ブレスエアー」、お子様が大きくなったら安定した姿勢を維持できる「フットステップ」等の採用などオリジナリティの高い安全・快適装備が満載です。

⇒ アップリカ クルリラ プラス の詳細と価格

⇒ Aprica Cururila Plus (amazon)

⇒ クルリラプラス(yahooショッピング)

アップリカ クルリラ R129

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クルリラR129は日本初、新安全基準UN-R129に合格・適合した回転式チャイルドシート。

前途でご紹介したクルリラプラスが2018年3月に発売になったことにより実質型落ちとなりましたが、ベース・基本構造はほぼ一緒。

発売当初は税込みで9万円近くしましたが、2018年5月現在では5万円を割るバーゲンプライスはとても魅力的です。現行のクルリラプラスとの価格差は1万円以上ありますので最新モデルにこだわらなければとてもお買い得な一台です。

⇒ アップリカ クルリラ R129 の詳細と価格

レカロ ゼロワンセレクト R129

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レカロは車好きのパパさんならば誰でも知っているレースーカー・高級スポーツカー用のシートメーカー。レカロにもチャイルドシートが存在することはパパさんでもあまり知られていません。

2018年4月に発売されたばかりのゼロワンセレクトR129はレカロらしい高い安全性とアグレッシブなデザイン性が見事に融合したスペシャルなモデル。

カラーは スパーキーレッドとディープブルー2種類。カーマニアならばやはりレッドをチョイスしたくなりますね。

ゼロワンセレクトR129(yahooショッピング)

レカロ ゼロワンエリートR129

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ゼロワンエリート R129は、回転式チャイルドシートに着脱可能なベビーキャリアを装備した日本初のISOFIX取り付け式チャイルドシートです。

取り外し可能なベビーキャリーは自宅から車へ、車から部屋へと赤ちゃんを起こすことなく移動が可能。

さらに別売のレカロ ベビーカー イージーライフを同時に利用すればチャイルドシート→ベビーキャリー→ベビーカーとマルチに利用できるトラベルシステムとして使えます。

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⇒ ゼロワンエリートR129(yahooショッピング)

 ブリタックス デュアルフィックス アイサイズ  britax DUALFIX i-SIZE

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Britax Romarはドイツ発のチャイルドシートブランド。日本ではあまり馴染みがないものの、欧州では高い知名度と実績を持ち、ヨーロッパトップシェアを誇っています。最近では英国王室のジョージ王子も愛用されたことでも有名に。

また、メルセデスベンツやフォルクスワーゲンの純正チャイルドシートとして利用させていることから安心感とブランド力には絶大なものがあります。

i-Size(アイサイズ)R129の本場、欧州ブランドでしかもドイツのものだからといった理由でお求めになられる方も多数いらっしゃいます。

デュアルフィックスで特に目をひく箇所は着座位置。回転式チャイルドシートは利便性が高いものの、どのモデルも着座位置が高く、お子様の乗せおろしには少々難がありましたが、デュアルフィックスは高さを抑えた低重心設計で乗せおろしやハーネスの着脱がスムーズに行えるのが特徴です。

⇒ britax デュアルフィックス アイサイズ (amazon)

⇒ デュアルフィックス アイサイズ (yahooショッピング)

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