isofix（アイソフィックス）対応チャイルドシートおすすめモデル2019-2020年度版

2019-12-24

ベビー用品販売に従事する私が2019年12月現在で販売されているisofixタイプのチャイルドシートのおすすめモデルをご紹介いたします。

新生児期から利用可能ないわゆるチャイルドシートタイプからisofixマウントモデルに限ってのセレクトとなります。

現在では複数販売されているisofixタイプの中からこれそ！というモデルだけを抽出いたしました。

どれを選んでも後悔のないモデルばかりです。

チャイルドシート選びの一助になれば幸いです。

photo credit: Test Sièges d’enfants 2012 – Kindersitztest 2012 via photopin (license)

 

isofixとは

isofixとはチャイルドシートの新しい取り付け方法のこと。

従来のチャイルドシートはシートベルトを駆使して後部座席に固定するのが一般的でしたが、isofix規格の固定金具があらかじめ装備された自動車が増えてきたことで爆発的に普及してきました。

簡単でしかも誰でも確実に取り付けが可能なのがisofixの最大の特徴。

あなたの自動車がisofixに対応していれば強くお勧めいたします。

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isofix（アイソフィックス）とは

isofix対応チャルドシートを選ぶポイント

isofixタイプのチャイルドシートといってもさまざまなタイプのモデルが存在します。

ここではあなたにとって必要とするisofixモデルを選ぶポイントをいくつかに絞って解説していきます。

価格

価格は購入に際して最も重要視されるポイントのひとつといってもよいでしょう。

チャイルドシートは全般的に高額の商品なのはいうまでもありませんが、特にisofixタイプは最新の規格のため、それなりのプライスをつけていることは覚悟しなければなりません。

それでも近年ではisofixが急激に普及してきたことで値ごろ感のあるモデルも増えてきました。

isofixタイプのチャイルドシートは2019年現在、２～８万円ぐらいとかなり価格幅があります。

isofixタイプありきでとにかく価格重視で選ぶならば決して高額な商品ばかりではないことははじめに申し上げておきます。

使いやすさ

チャイルドシートはどれも使いやすさは変わらないと軽視されている方が非常に多いような気がします。

これは完全に間違い。

機種により使いやすさはかなり異なるのです。

座面回転式の有無や回転式であれば引っかかりがなくスムーズの動作するか否かなどが初めに挙がります。

ベビー用品量販店などで実際に手に取って動作してみるとよいでしょう。

個人個人により感覚は異なるかもしれませんが、おおむね共通の認識をお持ちになるかと思います。

チャイルドシートブランドの御三家であるコンビ、アップリカ、エールベベあたりであればどれも使いやすさに関しては文句のつけどころはないでしょう。

安全性能は機種によって異なる

isofixタイプのチャイルドシートは簡単・確実に取り付けが可能なのが最大のポイント。

誰でも取り付けが可能なだけではなく、安全性に優れているため、急激に普及してきたのです。

isofixタイプはどれも安全性能は同一と思われるかもしれませんが、厳密にいうと機種ごとにかなり差があるのです。

従来のチャイルドシートは正面からの衝突のみに注力して作られていましたが、現在では側面衝突にも対応してきた機種が増えてきており、ここ１～２年のトレンドとなっております。

Ｒ１２９というのが側面衝突に対応した新基準です。

ただし、まだ機種が少ないこと、それなりのプライスをつけていることなど購入に二の足をふんでしまう要素もあります。

以下でご紹介する個別機種にも記載していますので参考にしてみてください。

関連記事：

チャイルドシートの新安全基準i-Size(アイサイズ）R129とは

isofix対応チャイルドシートおすすめ人気モデル一覧

お待たせいたしました。

2019～2020年現在のisofix対応人気チャイルドシートをご紹介していきます。

isofixタイプはかなり普及してきたため、選択の幅が広がりましたが、ここでは私が特におすすめできる機種を重点的にご紹介していきます。

どれも優秀なモデルばかりなので、あとは価格やあなたのお好みで選択されても問題はないでしょう。

コンビ　クルムーヴシリーズ

中小型車に最適！

回転式チャイルドシートで実績のあるコンビの超人気モデル

画像：クルムーヴスマート ISOFIX EG JK800

クルムーヴはベビー用品最大手企業、コンビ社の回転式チャイルドシート。

長年、コンビの主力商品としてチャイルドシート全体で見ても１．２を争う人気商品として定着しています。

最大のポイントは大柄になりがちな回転式チャイルドシートにあって最もコンパクトなこと。「回転式タイプは大きなクルマ専用」などと思われていますが、中小型車にも利用できるサイズは大きな魅力です。

背もたれの調節が可能なので成長に合わせて利用できるのは嬉しいところ。

軽量・コンパクトなので移動もラクラク。自動車２台持ちのご家庭でも難なく利用できます。

2019年12月現在では複数のisofix対応クルムーヴがネット上では販売されており、販売価格にバラツキがあることからどれをチョイスするか悩むところでしょう。

どれもベースは一緒なのであとは「価格」や「幌の大きさ」、「お気に入りのカラー」などから選ばれてもよいかと思います。

コスパを考えると私のお勧めは以下の２機種となります。

コンビ　ＴＨＥ Ｓ（ザ エス）

数少ない【回転式ベッド型】

新安全基準Ｒ１２９に適合したコンビの最新モデル

画像：コンビ ホワイトレーベル THE S ISOFIX エッグショック ZA-670

ＴＨＥ Ｓは2019年12月に発売になったばかりのコンビ製回転式チャイルドシートの最新モデル。

本体は前途の「クルムーヴ」と似ていますが、じっくりと見ると細部はかなり異なっており、新設計のモデルであることは間違いありません。

実際に手に取って触ってみましたが、スムーズに動く回転機能やレバー操作などコンビの最新式にふさわしい仕様に仕上がっています。

新安全基準Ｒ１２９に適合しており、側面衝突にも対応していることから安心感はトップクラスにあります。

アップリカ　クルリラシリーズ

がっちりとした安心感が特徴

ヨーロピアンテイストのチャイルドシート

画像：クルリラ プラス 360度 セーフティー

クルリラはどっしりとしたフォルムで安心感たっぷり！アップリカのisofixタイプでは最上級モデルです。

isofixモデルでありながらシートベルトでの固定も可能なモデルの存在する珍しいチャイルドシートです。

シートは利便性の高い回転式を採用。

大柄の座面は自然な姿勢で乗れるゆったりサイズ。赤ちゃんのクビや体に負担がかからないフラットに近い形状の新しいイス型シートです。

回転式isofixチャイルドシートでは異例の前向き後ろ向きともに７段階のリクライニング角度を選択でき、お子様の確実なベストポジションを確保できます。

アップリカのトップモデルにふさわしい高級感のあるがっちりとした外観が特徴のヨーロッパテイストのチャイルドシートです。

2019年12月現在で発売されているクルリラは３モデル。

新安全基準Ｒ129適合＆サイドシールドで側面強化された超安全仕様の最上位モデル「クルリラ プラス 360セーフティー」

Ｒ129適合のスタンダードモデル的存在の「クルリラ プラス」

旧安全基準ながら上位モデルと遜色ない仕様でコスパの高さが光る「クルリラ AC」

個人的には最上位モデルのクルリラ プラス 360セーフティーがお勧めかな？

どれをチョイスしてもハズレではありませんので予算の都合で選ばれても問題はないかと思います。

アップリカ　フラディア グロウシリーズ

フルフラットになるベッド型チャイルドシートの完成形

赤ちゃんの快適性を重視するならばこのモデル

画像：フラディアグロウISOFIX AC

フラディアグロウはチャイルドシートで唯一のフラットベッド型。

赤ちゃんがのびのびと過ごせるベッド式を採用することで移動の際のストレスは相当緩和されるかと思います。

フラットベッド型は現在に至るまでアップリカの独壇場で、長年に渡り販売されており、実績は十分。

最新モデルの「フラディアグロウシリーズ」ではとうとうisofix対応モデルが登場し、しかも新安全基準Ｒ１２９に適合したモデルまで発売となりました。

フラディアグロウisofixは２グレード制。

上位モデルのフラディア グロウISOFIX 360セーフティーは新安全基準Ｒ１２９に適合。360°からの衝撃から赤ちゃんを守る優れもの。

標準モデルのフラディアグロウISOFIX ACはＲ１２９仕様ではないものの、それ以外の部分では上位モデルと同等のスペックを有しています。

エールベベ クルット5iシリーズ

使いやすさと安全性が両立したベストセラーモデル

画像：エールベベ・クルット5i グランス

エールベベはコンビ、アップリカと並ぶチャイルドシート日本３大メーカーの一角にある知名度の高いブランド。

「クルット」の名の通り、回転式チャイルドシートでは長年の実績があり、スムーズな操作が可能なことでも定評があります。

「クルット5i」は2019年現在、エールベベの現行トップモデル。

充実したクッション系と包み込むような形状から赤ちゃんの乗り心地の良さではトップクラスにあります。

乗せおろしが簡単にできる「ジャンピングハーネス」は他メーカーにはない最大の長所。

使いやすさと赤ちゃんの快適性、そしてデザイン性を兼ね備えた納得のいく逸品です。

 

エールベベ クルット4iシリーズ

コスパの高さ＆実績十分のロングセラーモデル

画像：クルット4I プレミアム2

「クルット４i」は長年に渡り、多くの方に評価されているロングセラーモデル。

「クルット５i」の登場により実質、型落ちとなったものの5iとベースは一緒のため大きな違いはありません。

それでいてかなりリーズナブルな価格に落ち着いていることで、お買い得といえるでしょう。

タカタ 04アイソ

isofixでは最安値！

安全・使いやすさが両立したコスパの高いモデル

タカタはチャイルドシートの老舗ブランド。

数多くの優秀なチャイルドシートを輩出してきたことで有名です。

現ラインアップは複数ありますが、その中から１台を選ぶとすれば「04アイソ」を挙げたいと思います。

ここでご紹介するチャイルドシートの中では唯一の非回転式（セパレート式）で使いにくいと思われるかもしれませんが、構造がシンプルでチャイルドシートのセオリーどおりにできているため安全性が高く、操作性にも優れているという利点があります。

なんといってもisofixタイプでありながら約3万円という破格値でコスパの高さが光ります。

決して「安かろう悪かろう」といったモデルではありません。

joie アーク arc 360 ISOFIX

回転式isofixモデルでは最安値！

イギリス発のお洒落なチャイルドシート

ジョイーはイギリス発のお洒落なベビー用品ブランド。

海外ブランドでありながら日本で利用するのに適したサイズと使いやすさを盛り込んだチャイルドシートを複数販売していることで定評があります。

その中で最も人気の高いモデルといえば「アーク360」。

特筆すべきは回転式isofixチャイルドシートの中では現時点で最も安価であること。他競合高額製品と比べても機能的に遜色なく、賢い買い物になるかと思います。

サイベックス シローナS i-size

 

サイベックスはドイツ発のベビー用品プレミアムブランド。

特にチャイルドシートとベビーカーはヨーロッパのみならず世界的にも有名で安全性はもちろん、ファッション性も兼ね備えていることからハリウッドセレブや有名モデルさん等の利用者が多いことでも知られています。

シローナＳはサイベックスチャイルドシートのヒットモデル。利便性の高い回転式かつ最新の安全基準R129にも対応した安心のモデルです。

安全にはうるさいヨーロッパ仕込みのお洒落なチャルドシート。他人との差別化を図りたい本物志向の方におすすめです。

RECARO Zero.1 Select R129

レカロはスポーツカーの高級カーシートとして有名です。

ホールド性の高いレカロシートはフェラーリやポルシェなどの純正カーシートとしても採用されているほど。

そのレカロからチャイルドシートが販売されていることはあまり知られておりません。チャイルドシー－トといってもレカロ社のスピリットが注ぎ込まれており、妥協はありません。

「Zero.1 Select R129」は座面回転式でisofixに対応した現在のニーズをしっかりと盛り込んだ優秀なモデル。

新安全基準Ｒ１２９にも対応しており、安全面でもぬかりはありません。

クルマ好きのパパならばぜひともレカロを利用したいと思うのではないでしょうか。

さいごに

isofixタイプのチャイルドシートは近年爆発的に普及してきたことにより、複数のモデルから選択が可能となってきました。

その中から選ぶとすれば私個人的には使いやすさと安心感を優先させます。

本ページでご紹介してきましたモデルはどれも決して安価ではありませんが、「使いやすさ」と「安心感」には長けたチャイルドシートばかりです。

チャイルドシートはお子様の安全を確保する道具。

義務だから装着するという安易な考えだけで選択せず、しっかりと吟味したうえであなたにとって最良の一台を選択してくださいね。