回転式チャイルドシート人気ランキング2016
ベビー用品量販店に出向くとメインの商品として一番目立つ位置に配列されているのがチャイルドシート。
その中でも回転式チャイルドシートは最前列に並んでいるだけに主力商品かつ人気モデルであることが伺えます。
回転式チャイルドシートといえば豪華に見える外観と高機能、そして安全性が高い印象から興味をお持ちの方も多いはず。
しかしながら、回転式チャイルドシートの特徴や用途、価格面まではまだ調べてないという方に、この1ページですべてがわかるよう、疑問点と答えを詳細に明記してみました。
現行モデルのお勧め品と人気ランキングも併せて参考にしていただければ幸いです。
photo credit: Car Seat Fun via photopin (license)
回転式チャイルドシートとは
回転式チャイルドシートとは座面部分がクルッと回転するタイプ。
座面を回転させることにより向きがかわることでお子様の乗せやすさが格段に向上します。従来型の固定式チャイルドシートに比べて乗せ下ろしがスムースに行えます。
回転方式は車内の狭いスペースを有効に利用するための知恵ともいえます。
まずは回転式チャイルドシートとはどのようなものかご覧いただければと思います。
現在一番人気といわれているコンビ クルムーヴ の動画から。
13秒あたりから回転機能が見られます。
簡単操作で乗せ下ろしが楽なことがご理解いただけるかと思います。
回転式チャイルドシートのメリット、デメリット
メリット
回転機能によりお子様を乗せる際、ドア側に座面を向けることが可能で乗せ下ろしが楽。
回転しない一般的な固定式チャイルドシートの場合、狭い車内も相まって無理な体勢からお子様を乗せ下ろしせざるを得ない状況になります。この作業がどれだけ困難か、実際にご利用いただいた方は深く理解されるはずです。
チャイルドシートはただ乗せるだけではなく、チャイルドシートに備え付けられた5点式のシートベルトをお子様に装着する作業も発生します。
回転させて乗せやすい位置からベルト固定をするか、無理な体勢で作業をするかの違いはかなり大きいな違いがあります。
デメリット
・価格はお高めの傾向があります。
⇒ 固定式に比べて、付加機能がある分、チャイルドシートとしては全般的に見てお値段はお高め。しかしながら、廉価版モデルもちらほらと出てきており、価格の上下については一概にいえない部分もございます。
・大きく重い
⇒ 全般的に大きく、しかも重い(重量がある)傾向にあります。
チャイルドシート本体を複数の自動車にて利用する機会が多い方にとっては少々面倒かもしれません。
しかしながら、この「大きい・重い」はデメリット欄にて申し上げているものの、実は大きなメリットでもあるのです。
重い ⇒ 重量が増加している理由は台座部分にあります。総重量に占める割合のほとんどが台座部分なのです。持ち運びには不便を感じますが、1台の車で利用する分には問題はなく、むしろ重量からくる安定感は安全に直結します。
大きい ⇒ 座面部分が大きく感じるモデルが多い傾向にあります。赤ちゃんの居住性や乗せやすさの点でいえば、これもデメリットとは言い切れない部分もあります。
ただし、台座部分が高いことにより本体の高さもあり、しかもそれなりに大きいことを勘案すると、省スペースの小型車(特に軽自動車)では不向きな傾向にあるかもしれません。
回転式チャイルドシート選びのポイント
ここまでご覧いただいた通り、回転式チャイルドシートの最大のメリットは乗せ降ろしの利便性。
サッと回転させてお子様を乗せやすい位置にできることがポイント。
そこで特に注目したいところが、簡単に回転できるかどうか?にあります。
回転タイプが出始めた当初は操作性が良好といえないモデルも多く、回転することでの利便性はありながら操作性が悪いため、あまり利用しなかったというユーザーの声も少なからず聞こえてきました。
現行モデルのほとんどは、ややこしい操作はなく、軽やかな操作性を備えています。
お子様をチャイルドシートに乗せるときのシュミレーションをしてみてください。
片手でお子様を抱きかかえながら、もう片方の手で操作することになりますよね。
その際は、簡単でしかも確実に行われなければ意味がありません。
そこで、以下にご紹介する回転式のおすすめチャイルドシートではそのあたりもしっかりと考慮に入れた選定となっております。
回転式チャイルドシート人気ランキング
1位 コンビ クルムーヴシリーズ
クルムーヴは2016年7月に発売されたばかりの最新機種。
回転式チャイルドシートでは長年、人気・実力ともにNO1と言われていた超人気モデル、ネルームシリーズが進化した最新モデルです。
クルムーヴのisofixモデルは先代のネルーム同様、チャイルドシートアセスメントでトップクラスの高評価を得ていることでも有名です。
また、シートベルト固定タイプは取付が簡単なモデルとしても評価を得ています。
クルムーヴは人気ブランドであるコンビの最新にして最上級モデルであるため、あらゆる部分が綿密につくられているところが目につきます。
回転操作系についてもそれは当てはまります。
クルムーヴの回転とリクライニング操作系は赤ちゃんの足元裏あたりに並んであります。
指一本、ワンタッチで行える操作で軽やかな回転機能を片手で行うことができます。
回転式チャイルドシートといえばコンビと言われるぐらいコンビ社は十数年前より回転機能付きのチャイルドシートを販売している実績のあるブランド。
最新モデルのクルムーヴは回転式のほぼ完成形ともいえる素晴らしい出来栄えのチャイルドシートです。
2位 エールベベ クルット4i
2016年3月に発売されたばかりのエールベベ(カーメイト)製チャイルドシートの最上級機種。isofixを搭載した最先端機種です。
エールベベ製品は全般的に安全性と操作性、そして卓越したデザイン性とチャイルドシートに求められているすべてを兼ね備えたモデルをラインアップしていることで人気の高いブランドです。
そのエールベベにあって最新・最上級モデルに君臨するのがここでご紹介する エールベベ・クルット4i シリーズ 。
特におすすめしたい点は卓越した操作性。
isofixの取付は全面レバーのみで完了する簡単操作が可能。力のない女性でも難なくこなせる優れモノです。
また、ベルト調整・高さ調整や回転機能など、駆動系レバーは操作しやすい位置に配置されており、スムーズは操作が可能。
使い心地がさらに一歩向上した感があります。
安全性では特に定評のある歴代クルットシリーズを踏襲しつつ、4シリーズでは特に側面衝突にも力を入れたさらに1段階高い安心の設計が施されています。
4iシリーズは2グレード構成。
充実した装備の プレミアム 。
そして、シート全体を包み込むLLサイズのワイドサンシェードを搭載し、新生児フルサポートクッションを装備した上級モデル グランス からお選びいただけます。
クルット4S シートベルト固定タイプ
クルット4シリーズにはシートベルト固定式の 「4S」 というモデルも存在します。
取り付け方法(isofix 、シートベルト)の違いだけであとはすべて一緒の兄弟モデル。
簡単確実なシートベルト固定方式で有名なエールベベ製品の最新機種ということもあり、新しい機構を導入したシートベルト固定方法は秀逸。
パワーアシストシステム呼ばれるボタンを押すだけでほぼ完了する簡単確実な方法へと進化しました。
アイソフィックスがかなり普及してきたとはいえ、シートベルト固定式はまだまだ一定数の需要があり、それに見事に応えているカーメイト社(エールベベ)には本気度を感じます。
クルットシリーズは本当によくできていますね。
シートベルト固定の最上級モデル ⇒ エールベベ・クルット4s グランス の詳細と価格
3位 エールベベ クルット3i
クルットの名前の通り、クルッと軽やかに回転する、回転式チャイルドシートで実績のあるエールベベ製品の人気モデル。
シートベルト固定式では簡単・確実と評価の高いクルットシリーズですが、本モデルはisofix搭載となったため、取付にはそれ以上の確実性を兼ね備えたモデルとなったといえます。
回転式では実績のあるNT2モデルからの進化版的な存在で操作性は酷似していますが、NT2はレバーを握るタイプだったものが、こちらのモデルは三角のレバーを回す(スライドさせる)タイプに進化。
サイレントターンと呼ばれる回転方式は軽快そのもの。
赤ちゃんを片手でだっこしている状態でも写真のように軽やかに操作ができます。
2016年3月に発売になった最新機種 クルット4i の登場により、価格が下がっているのは見逃せません。
新型4iは細かな仕様変更はあるものの、3iと基本構造はほとんど変わらず、価格面を考慮に入れるととてもお買い得な製品であることは間違いありません。
4位 アップリカ クルリラ
クルリラはアップリカ製チャイルドシートの最上級モデル。
着座面が大きく安心感たっぷりのチャイルドシートです。
最上位機種らしくisofixに対応したモデルですが、実は、シートベルトでも固定できる珍しいモデル。
複数の自動車で利用する場合、または、isofix未搭載の車をご利用で将来的に新車に乗り換える(isofix搭載車)予定の方には重宝されています。
機能面で特筆すべきところは7段階のリクライニング機能。
微妙な着座位置も7段階から選べるのでジャストフィットの角度調整が可能です。操作レバーは「おやすみモード」「くつろぎモード」とわかりやすい識別レバーとなっており簡単に好みの位置を調整できます。
5位 アップリカ フラディアシリーズ
フラディアシリーズはここでご紹介している回転式チャイルドシートで唯一、操作レバーが背面に搭載されいるモデルです。
ネット上の情報を探っていくと、背面操作のため使いにくいとの情報も見受けられますが、私の個人的な操作感については間逆の印象を受けています。
レバーを握りながらの操作(力は使いません)なので、そのまま回転させることが可能。
むしろ楽だと思うのですが、これは個人差があるかもしれません。
フラディアシリーズは発売から数年が経過している実績のあるモデル。しかしながらモデルチェンジ(マイナーチェンジ)ごとに細部の仕様が進化しています。このレバー部分も発売当初のモデルとは若干異なり、握りやすさや軽やかなタッチ感が向上し、現行モデルはトップクラスの操作感があると感じています。
フルフラットのベッド式にする際の操作は少々慣れが必要ですが、新生児期に利用するのであれば、ベッドの状態で動かすこともないため、操作性云々は気にすることはないと思います。
3月末に発売になったばかりの最新機種 フラディア グロウシリーズ はシート部分が振り子のように動き衝撃を軽減する「ショックキャッチ構造」を採用。全面はもちろんのこと側面衝突も考慮に入れた設計を施し、さらなる安全性を追求した注目のモデル。
少々お値段は張るものの、安全・安心を最優先に考えるならば最新モデル グロウシリーズ は一考の価値は十分にあります。
3月末発売の最新機種 ⇒ フラディア グロウ デラックス の詳細と価格
6位 エールベベ クルットNT2シリーズ
クルットNT2シリーズは回転式チャイルドシートでは長年実績のあるエールベベモデルの完成系ともいえる製品。
NT2の筺体は2010年発売のNTシリーズから基本部分を同じくした実績のある安心して使えるモデル。
上記写真にもあります通り、玉状のレバーを握るような形で回転させます。
もちろん片手での操作が可能。
スルッと回って、カチッと固定されますので、だれでも簡単・安心して操作できます。
クルットNT2シリーズはエールベベ製品のシートベルト固定タイプでは特に人気の機種。2016年3月に実質、後継機種ともいえる エールベベ・クルット4S の発売により旧型の位置づけとなりましたが、新型と比べて内容自体はほとんど変わらず、コスパ重視で考えればNT2シリーズでも何も問題はありません。
豪華な外観・赤ちゃんにやさしいクッション性、そして軽やかな操作性と簡単なベルト固定方法など、ベルト式回転式チャイルドシートの中ではトップクラスの性能を誇っており、常に人気のある一台です。
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