レカロチャイルドシートの口コミ・評価・価格を見てみよう!レーシングスピリット満載の一味違うチャイルドシート

2020-01-05

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自動車好きのパパさんならば誰もがご存じの「レカロ」。

レカロといえば真っ先に思い浮かぶのが自動車用のシート(イス)でしょう。本格的レース仕様のフルバケットシートから市販高級スポーツカーなどに搭載されているプレミアムなシートメーカーとして認知度の高いブランドです。

しかしながら車好きの憧れであるレカロにもチャイルドシートが存在することはあまり知られていません。

子育て期間はほんの一瞬。大切なわが子を託すチャイルドシートはせっかくですからレカロにしてみてはいかがでしょうか。お子様との思い出はもちろん、より安全なツールとしてのレカロの選択は大いに意味があると思います。

2020年1月現在のレカロ製チャイルドシートのラインアップと各モデルの口コミや評価・価格なども交えてご紹介してまいります。

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レカロチャイルドシートの利用年齢・月齢の確認

一般のチャイルドシートと同様、レカロ製チャイルドシートにもモデルごとに利用年齢・月齢、お子様の体重などによりさまざまなモデルがあります。

分類すると大きく3つに分けられます。

新生児期から約4才まで利用可能なモデル

スタンダードモデル

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画像:ゼロワンセレクト R129

日本国内では一番需要のある型式。ベビー用品量販店の実店舗で目立つ位置に大きなスペースを割いて陳列されているのがこのタイプ。

新生児期から約4歳までと利用バンドが広く、高い安全性と快適性、そして親御さんの使い勝手の良さなど高い利便性の両面を兼ね備えた安心のモデル。

産院からの退院時から活躍してくれる優れもの。

ここでは呼称をスタンダードモデルとさせていただきます。

約1歳前後から7歳ぐらいまで利用できるモデル

チャイルド&ジュニアシートモデル

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画像:ジェイワン セレクト

約1歳から7歳ぐらいまでロングに使えるイス型チャイルドシート。

前途のスタンダードモデルからある時期(1~3歳)ぐらいのあいだに買い替え利用するパターンが多く、大きいお子様の場合、1歳前後から利用される方もいらっしゃいます。

約3歳から7歳ぐらいまで利用可能なモデル

ジュニアシートモデル

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画像:ジェイスリー

上モデルとコンセプトは同じながら据え付けのシートベルトがなく、約3歳から利用できるベーシックなジュニアシートモデル。

スタンダードタイプを約3歳まで利用し、その後に引き継ぐのがジュニアシートの使い方。この利用パターンが最も多く、ジュニアシート自体も価格はそう高くないので気軽に利用できます。

2020年レカロチャイルドシートラインアップ

レカロ ゼロワンセレクト Zero.1 Select

スタンダードモデル

座面回転式+isofix対応

利用年齢:新生児-4歳くらいまで

利用体重:2.5kg以上-18kg以下

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ゼロワンセレクトは新生児から4才頃までのISOFIX取付タイプの360°回転式チャイルドシート。

現在、日本市場で最も需要のあるチャイルドシートとしての機能をほぼすべて盛り込んだ人気スペックを擁しています。

まずは最新の取付方法、isofix。

ISOFIXシステムは車両の金具に専用コネクタを押し込むだけで、誰でも簡単確実に取付けられる機能。集中インジケーターが全面の見やすい位置にあるため、確実に設置できたかどうかを確認することができます。

次に座面回転機能。ワンタッチレバーでクルッと座面が回転するので無理のない体勢で赤ちゃんの乗せおろしが可能です。

赤ちゃんの快適性と安全性を追求したシートやクッション類はレカロならではの安心装備。大きく張り出したサイドサポート+ヘッドサポート+クッションの計3層で頭部をしっかり守ってくれるだけではなく、レカロらしいデザインにも注目です。

カラーはレッドとブラックの2種類。人気はもちろん情熱の赤コーラルレッドです!

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*2020年1月現在、ゼロワン セレクトは販売されておらず、同型で最新安全基準R129を搭載した以下モデルが実質後継機種となります。

レカロ ゼロワン Zero.1

スタンダードモデル

座面回転式+isofix対応

利用年齢:新生児-4歳くらいまで

利用体重:2.5kg以上-18kg以下

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大人気zero1シリーズのエントリーモデル。前でご紹介しましたゼロワンセレクトと基本スペックは同じながら、付属品を最小限に抑えたコスパの高い一台。

isofixや座面回転機能は装備されているので安全性と使い心地は上位モデルと全く変わりません。

カラーはアッシュグレイのみ。人気のレッドをご希望であれば上位モデル、ゼロワンセレクトをチョイスするしかありません。

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*2020年1月現在、ゼロワンは販売されておらず、同型で最新安全基準R129を搭載した以下モデルが実質後継機種となります。

レカロ ゼロワンセレクトR129 Zero.1 Select R129

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スタンダードモデル

座面回転式+isofix対応

利用年齢:新生児-4歳くらいまで

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ヨーロッパの最新安全基準R129をクリアした新生児期から利用可能なレカロの最新モデル。

R129とは従来の安全基準(UN-R44/04)からさらなる安全性の向上を図る新しい規格を加えた、次世代の安全基準です。

従来の前突・後突試験に加え、側面衝突試験をクリアしたモデル。もしもの側面衝突の際は、側面保護機能(ASP)が、いち早く衝撃を受け止め、本体シェルに分散し、赤ちゃんへのダメージを軽減します。

座面回転式&isofix取り付けはチャイルドシートの人気フルスペック。

赤ちゃんを心地よさを追求した快適装備も満載。 

レカロ ゼロワンエリートR129 Zero.1 Elite R129

スタンダード(キャリートラベルモード付)

座面回転式+isofix対応、着脱ベビーキャリー仕様

利用年齢:新生児-4歳くらいまで

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最新の安全基準R129をクリアした側面保護機能を有し、回転式チャイルドシートに着脱可能なベビーキャリアを装備した日本初のISOFIX取り付け式チャイルドシート。

ベースメントを利用してベビーシートを取り付けるのが一般的なベビーシートの利用法ですが、本モデルはあらかじめ車内に取り付けた回転式チャイルドシートZero.1 Elite R129へ着脱式で取り付けることができます。

車から室内へ、室内から車へとベビーシートを使って赤ちゃんが安全に移動可能。

さらに、別売のレカロベビーカー『Easylife』にドッキングが可能。欧米では主流になりつつあり、日本でも注目されているトラベルシステムに対応した画期的チャイルドシートです。

 

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レカロ スタートゼロセブン Start07

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ロングユースモデル

利用年齢:新生児-7歳くらいまで

利用体重:2.5kg以上-25kg以下

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スタートゼロセブンは日本で販売されている数あるチャイルドシートの中でも珍しい新生児期から約7歳まで利用可能な超ロングユースモデル

チャイルドシートは通常、新生児期から約4歳までスタンダードモデルを利用、その後ジュニアシートへと移行するのが一般的ですが、このゼロセブンならば国が定めるチャイルドシートの利用義務期間をこれ一台で過ごすことができるので、年齢が増すごとに新たに買い替えが必要になることはなくコストパフォーマンスの高いモデルとしても評価を得ています。

レカロらしい攻撃的な外観が目を引きますが、詳細を見るととても機能面に優れています。

側面衝突を想定したレカロ独自設計の頭部大型サイドプロテクションを採用し、しっかりと頭部を守ってくれること、5点式ハーネスの採用と、大型のインナークッション、13段階の可動式ヘッドレストなどで新生児期から体重25kgまでフレキシブルに対応してくれることなどとてもよく考えられたつくりになっています。

レザー調素材を採用し、高級感溢れる外観へと仕上がっているのも見逃せません。

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⇒ 2020年1月現在、販売中止

レカロ ジェイワンセレクト J1 Select

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チャイルド&ジュニアシート

利用年齢:1歳-12歳くらいまで

利用体重:9kg以上-36kg以下

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約1歳から12歳ころまで利用できるロングユースのジュニアシート。ジュニアシートとは一般的に3歳頃から利用するモデルですが、1歳~(チャイルド)、3歳~(ジュニア)を兼ねるため、チャイルド&ジュニアシートと呼ばれています。

チャイルド&ジュニアシートは1歳~3歳頃までは装備されている5点式シートベルトを利用し、3歳頃からは5点式ベルトを取り外し、自動車のシートベルトを利用してシート本体とお子様の体を一緒に固定するタイプが一般的でした。

しかしながらJ1セレクトはヘッドサポートと肩ベルトがワンタッチで調節が可能となったため、すべての年齢でチャイルドシートに標準装備されている5点式ベルトを利用できるようになりました。

成長に合わせてフレキシブルに変化してくれるので、煩わしい操作は一切なく、安全性も向上。

大きく張り出したサラウンドヘッドサポートクッションにプラスして内部にインナーパットまで装備。お子様の頭部をしっかりと守ってくれます。

左右には着脱可能なドリンクホルダーが装着でき、ロングドライブの楽しさを演出してくれます。

カラーはレッド、ブルー、グレーの3種類。レカロらしいレッドが一番人気です。

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レカロ ジェイワン J1

チャイルド&ジュニアシート

利用年齢:1歳-12歳くらいまで

利用体重:9kg以上-36kg以下

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J1シリーズのエントリーモデル。

基本構造は上でご紹介した「ジェイワンセレクト」と同じ。違いは頭部インナーパットの有無。

その分こちらのほうが若干安価な設定となっております。

⇒ 2020年1月現在、販売中止

レカロ ヤングスポーツヒーロー Young Sports Hero

チャイルド&ジュニアシート

利用年齢:9ヶ月-12歳くらいまで

利用体重:9kg以上-36kg以下

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レカロ ヤングスポーツ ヒーローは、9ヶ月から12才くらい(適応体重9kg~36kg以下)までに対応。

側面衝突時をしっかりと見据えた安全重視のチャイルド&ジュニアシートです。

ヘッドサポートと肩ベルトの高さ位置がワンタッチで調整可能。成長に合わせてヘッドサポートと肩ベルトは一体で伸び、5段階の高さで調整することができます。お子様の成長に伴って大きさの調整が必要だった一般的な従来型のチャイルド&ジュニアシートと比べると、煩わしい作業がなく簡単に利用できます。。

また、レカロ独自のHEROハーネスシステム(特許)でベルトねじれを抑制。

頭部から、肩、腰部まで包み込むようにカバーする大きく深いサイドプロテクションが側面衝突からお子様を守ってくれます。

⇒ 2020年1月現在、販売中止

レカロ ジェイスリー J3

ジュニアシート

利用年齢:3歳-12歳くらいまで

利用体重:15kg以上-36kg以下

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3歳ごろから約12歳まで利用可能なスタンダードな背もたれ付ハイバックシート。

非常にシンプルなつくりながら5段階のヘッドレスト調整でお子様の成長に合わせて長く使えます。

身長125cm以上、且つ体重22kg以上のお子さまには背もたれを外してブースターシートモードとしても使用できます。

 

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レカロチャイルドシートの口コミ、評価

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このページ作成の企画段階では個々モデルごとに実際の利用者さんの声をまとめて書いていこうと考えてました。
しかしながら、ネット上で見るレカロのチャイルドシートユーザーさんの声は機能性も利用年齢も全く異なるさまざまなモデルを利用しているにもかかわらず、同じような意見や評価をされているのが印象的でした。

口コミ、評価の言及が多かった項目は「レカロの信頼性とブランディング」、「高いデザイン性」の2つ。
それに加えて私が気が付いた言及点を付け加えてみました。 

レカロの信頼性とブランディング

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photo credit: Julien Huet Photography (www.julien-huet.com) Nissan GTR 2012 Black Edition via photopin (license)

 レカロは数々のレースシーンで活躍する耐久性の高いレース車両用スポーツシートというイメージが一般化されていますが、最近では普通自動車にも多数採用されています。
とはいえ、いわゆるファミリーカーと呼ばれる車にはほとんど設定はなく、フェラーリやポルシェといった世界に名だたる高級スポーツカーをはじめ、国内では日産GT-R、三菱のランエボ、ホンダ タイプRシリーズなど特殊な車への採用が目を引きます。
ここから見えるレカロのイメージは2つ。
 
1.過酷な状況にも耐えうる乗り心地のよい高級スポーツシート
 
2.レカロが歩んできた歴史に裏付けされた信頼性
 
車好きには常識となっているこの2点がレカロの価値を高める要因となっています。
 
レカロ製チャイルドシートはスポーツカー用に特化しているわけではありませんが、チャイルドシートの高い安全性はもちろん、すべての面でレカロスピリットは十分に反映されており、そのブランディングは計り知れないものがあります。
 
詳しい内容は書かれていないものの、レカロチャイルドシートユーザーさんの言及ではこのあたりが非常に多く語られており、レカロ一択で他モデルとの比較は一切なかったというフリークの方までいらしゃるぐらいです。

高いデザイン性

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レカロシートは高機能性・耐久性に裏打ちされた美しいデザインを持ち合わせたシートとして有名です。

レカロ製チャイルドシートにも同じく美しいデザイン性への言及が多いのが目を引きます。

チャイルドシートは同じような形が多い中、確かに個性的なモデルが多いのも一つの理由として考えられますが、それにプラスしてキリリと光った大きめの「RECARO」ロゴが格好良さを引き立たせてくれるのも要因と思われます。

また、他競合メーカーにはないカラーも魅力。レッドやオレンジ、ブラックなどレーシーな室内にマッチするスパルタンな配色は男心をくすぐります。

機能性の言及は意外にも少ない

チャイルドシートの評価・レビューを見るとどのモデルにも共通しているのが、使いやすさへの言及。購入に際し、設置のしやすさや使いやすさはとても重要な要素となりますが、レカロチャイルドシートには全般的にそのあたりの目立った言及がありません。

現在販売されているレカロチャイルドシートのライバルであるトップランドとしては、コンビ、アップリカ、エールベベなどがありますが、どれも甲乙つけがたい性能&機能を持ち合わせており、違いを明確に説明できるほどではありません。

レカロは他メーカーに比べるとチャイルドシートでは後発のため性能が劣るのではないか?いえいえ、カーシートのプレミアムブランドだからダントツの高性能なのではないか?などという議論が見られるかと思ったら全くありませんでした。

それでもレカロの性能・信頼性は揺るぎないものであるという言及の多さから察するに、機能面は多く語る必要がないのかもしれません。

価格帯は良心的

レカロシートは高いというイメージが支配的ですが、チャイルドシートについては価格の言及はそれほどありませんでした。

機種ごとに見ていくと分かりますが、競合他メーカーのコンビ、アップリカ、エールベベの同カテゴリーモデルを比べると価格差はほとんどなく、むしろ安いぐらいです。レカロというブランディングを考えると意外かもしれませんが、そのあたりをしっかりとリサーチのうえ、購入に至っている方がほとんどのようです。

もしかしたら、レカロブランド一点で購入に至っているため、価格は気にしていないのかもしれません。

さいごに

レカロのスポーツシートは数々のレースシーンで活躍し、超高級プレミアムスポーツカーの専用シートに採用されるなど、しっかりとしたバックボーンを持ったブランド。

そのレカロのチャイルドシートとなれば、安全性の高さやブランド価値はいまさら説明するまでもないでしょう。

レカロの製品は単なるチャイルドシートの枠に収まりません。

お値段は少々お高めですが利用する価値は十分にあるでしょう。

パパさんとのドライブもなお一層、楽しくなることは間違いありません。

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